大川村を日本一元気な村にしよう〜私のやりたい村おこしの実践〜

気象異常で水不足が頻発。その時マスコミの定番はダム湖に沈んだ元大川村役場の映像。都会生活を支えるためダムが造られ人口500人の日本一小さい大川村を日本一元気にしたいと願う小田々豊の実践と行動記録。

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謝肉祭の翌日、大川村に転入しました。

私が最初に大川村での住宅を探し始めたのは2005年9月初旬だった。
それからかれこれ2ヶ月。あまりにも長い日時を労してやっと大川村に住所を移すことができた。大川村謝肉祭の翌日2005年11月4日である。

その日、私は大川村役場に5時ぎりぎりで飛び込んだ。まず窓口の大川村役場職員の女性に、転入手続きをしたい由、告げる。
同時に、村営住宅の申込み手続きをお願いする。
転出届があるかと言われて車にとって返し、香北町から発行されたそれを提出する。

それから約二時間、簡単に済むはずの公営住宅入居、住民票移転、印鑑登録はかみ合わないやり取りを根気強く解きほぐしていく作業だった。

問題は大川村公営住宅入居の方である。
片方は住宅入居手続き完了までに済めばいいと思っていたから、かなりスローペースでやっていたりあるいはできれば途中でその手続きを止めようと言う雰囲気はあったが、その最大の原因であろう「住宅入居手続きが済んでない」事に関しては「住宅入居決定通知書があるから今日中にその手続きを終えるつもりだ」と答えることで前に進んだ。

問題は大川村公営住宅入居の方である。
私は事前に、入居手続きには誓約書の提出と敷金の納付が必要だと聴いていた。
その誓約書に保証人2名が要り、各々所得証明と実印、印鑑証明が必要だという。
しかし、その大川村公営住宅は別名独身寮とも呼ばれ、大川村朝谷(謝肉祭会場のすぐ下)にある。そしてそれは、去年からの台風災害で、浸水し、補修しなければ「普通の人は入居しない」と言われている物件だった。事実、根太は腐っているものがあり、取り替えなければ抜けてしまうだろう。床下には水害時の流れ込んだ砂が堆積していた。
最初大川村の役場の住宅担当者は、「村としては金をかけたくないので、入居者が自ら補修することを条件なら家賃月額2000円で入居できる」と語っていた。
私には願ってもない。
補修は自分でできる範囲だし、なんと言っても家賃の安さは魅力的だ。民間の物件でも2000円で良いというものはあったが、家族の反対と言うことで、結局それは反故になった。
車が横付けできないことや風呂が共同で外にあるので冬場は寒い思いをするだろうなーと言うこと以外は、部屋も二部屋有り独り身には十分すぎる。

そんな物件だったから私は書類を整え、この日に臨んだ。
問題は保証人だが、私は「保証人をつける目的を満たせば必ずしも保証人でなくても良いのではないか」と言うことで、大川村住宅担当者に保証人をつける目的について説明してもらった。
1 家賃の保全
2 物件の保全
と言うことであった。
そこで私は 「契約付帯書なるものを用意するのでその中身で問題があれば事前に連絡を欲しい。」とその中身をおおざっぱに説明し、文書は契約時に持参する。と言うことでこの日になったわけである。

その中身は下記のようになる

     記
1 本件住居は私の責任と個人負担で住居可能な状態に復元し、貸し主に負担を求めません。
2 前項を条件とする入居であるため、連帯保証人の本来の目的、「つまり家賃の確保及び住居物件の入居者による破損の復元費用を担保する為」次項以降の条件でそれに替えます。
3 家賃を6ヶ月前納し、その残高が3ヶ月を切る事態を生じさせた場合は、入居者は無条件に退去します。
4 住居物件の破損に対処するため建物に関する損害保険に私の負担で加入いたします。
                         以上
と言うものである。

ところが件の担当者は、保証人が要るという。
どこが問題か?
との問いに、「もし入居者が入居中にケガでもされたら心配だ」と言うので、
私は追加の項目を書き入れた。
5 物件又はその付帯施設に使用中に入居者が何らかの損害を受けても全て自らの負担で対処し、貸し主に何らの負担を求めません。

それでも、担当者は納得しない。
私は「今までの対応でも、村が管理する住宅の空き家情報や入居手続きを1回で教えず、かれこれ2ヶ月が経つ。私は役場に来る前に事前に物件情報と入居資格を定めた書類、必要提出書類のリストをメールかFaxで送ってくれるようお願いした。
しかし、役場に来るたびに、前に言ったことと違うことを言われ、空き家の情報もそのたびに小出しにし、今回の物件に関しては役場以外の人から聴いて、役場に聴くまでは教えてもくれなかった。第三者が見たらわざとに見えはしなか?
まともに進んでいれば私は一月半前には入居が済んでいたはずだ。
何か意図があるのか?」
と聴いた。
当然のように「何ら他意はない」と言うが、
「今回も私の提案が全く受付の対象にならないのであれば、何故今日まで時間があるのに教えてくれないのか?」
など、
何度かやり取りの上、埒があかないので、その手続きは何を根拠に規定されているのか?その関係文書を見せて欲しい。とお願いした。

ところが、多分今まで誰も何の疑問も差し挟まずに来たのだろうが、件の公営住宅に関する条例は存在しなかった。
と言うのは、担当者は示した条例では、(1条)村営住宅又は共同施設の利用や管理方法を定めたものであり、(2条)用語の定義で、
○村営住宅;国などの諸制度により補助金を受けて建設した定められた法に基づく住宅
○共同施設;類似の制度で建設されて共同施設。
○一般住宅;村営の施設であるが上記制度によらないもの
○その他の住宅(作者注固有名詞を忘れたのでとりあえずこの呼び方にする);一般住宅に類似の制度で村が管理する物件。つまり今回の物件など

などが明確に定義されていた。

ところが件(くだん)の物件は法律上は
○村営住宅に当たらない。
○共同施設にも当たらない。
と担当者は説明する。
すると、この条例による手続きである限り、○その他の住宅に関して、この条例の○村営住宅を○その他の住宅と読み替える項目があるとか、他に条例があって、「○その他の住宅に関してこの条例を準用する」とかの規程があれば別だが、
担当者はそんなものは無いという。

村民や役場の職員の中では「村営住宅」である事は間違いない。私もそうだろうと思う。しかし、法的手続きによれば、これは「○村営住宅」ではないのだから、当事者が納得できる契約が成立すれば、問題ないはずである。

私はしたくなかったが、お互いが何度も「関係条例があれば見せてくれ」「それはないけれども村営住宅なのだから・・・」と同じ言葉を繰り返す内、私も他の用事がある。何とか前に進めなければ・・・

とりあえず入居の契約書に記入を始めた。
連帯保証人の蘭は開けて、
最後の空欄に「上記の連帯保証人とあるのはその目的を満たすための条件を期した「契約付帯書」により代替えする。」
と言う趣旨のことを記入し、押印してその付帯書と共に提出した。

担当者は彼の上司とおぼしき人や出納室にいる多分助役だろう人と協議を始め、10分位の協議後結論を得た。
私はその間、日経ベンチャーを読んでいた。私は役場に行くときは何か読み物を持っていく。ほとんどの担当者は一人ですぐに結論を出すと言うことができずかなり待たされるからだ。又複数の用件を複数の部署に同時進行でお願いする。

さて、
村側の条件は
1 本件住居は私の責任と個人負担で住居可能な状態に復元し、貸し主に負担を求めません。
の項目を取り下げること。
「村営である以上、補修は当然の義務として村の責任でする」と言うのは村側の言い分である。
私は異を唱えた。
「小さい自治体の台所事情は察することができる。今から住む大川村のお金は、1円でも節約して欲しい。私は自分の負担で補修することも含めて入居を決断した。」
しかし、村側は同じことを繰り返す。
そこで、私は「できれば、執行を遅くして下さい。来年度の予算で考えた方がいいかもしれません。」
などと言いながら条件を飲むことにした。
定規を借り線を二本引き上に訂正印を押した。

あとは、敷金6000円を払い込み、その日付で住居指定日通知書をもらった。
大川村への住所移転、印鑑登録も済み、部屋の鍵をもらって私は高知市内に向かった。
ダンス教室で今課題のステップを少しでも練習しようと思ったからだ。
時刻は午後7時、日はすっかり暮れ、役場に入ってから2時間が経とうとしていた。

とにかく私は晴れて大川村民になったわけである。




















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小田々豊(おだたゆたか)

Author:小田々豊(おだたゆたか)
大川村の村おこしブログへようこそ!
私は都会からUターンして過疎で悩む山村の物部村で無農薬有機農業を始め25年になります。子育ても一段落し、もっと積極的に田舎での豊かな生活を多くの人と実践したいと思った矢先、物部村は合併して無くなってしまいます。
ですから、日本一小さな村となった大川村に移り住み、今まで考えてきた私の理想とする村づくりを始めました。
住む人の立場に立ち、元気で楽しく長生きできる地域づくりにタブーを恐れず挑戦していきます。
写真は体重が85Kgぐらいあったときのモノです。一時90キロほどの体重も今は60Kg台になりました。
ダイエットにも難なく成功しました。

諦めず、努力を続ければほとんどのことは実現できます。
そしてそれには具体的な目標設定と、適切な方法(プロセス・戦略・戦術など)が必要です。

キーワードは「自律(自立)し自らが楽しむ」「子孫に自信を持って語れ、引き継げる」「持続可能で改良の余地がある」「仲間が世代・地域・文化的背景を超えて増えていく」「地球経営を視野に入れた活動」などです。

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