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元気新聞19号
これは「小田々豊と地域の未来を創る会」が不定期で発行する新聞です。目的は文字通り大川村を元気な村にするためです。
それも日本一に。
本心に気づくことのきっかけ
「いつ死んでもかまん」
そういいながら、定年退職した叔父は、去年の年末まで、たばこを煙突のように吹かし、未だ日の高いうちから晩酌をしていました。
その私の叔父が正月の3日入院しました。救急車の中で何度か心臓が止まり、電気ショックで取り直し何とか県の医療センターに行き着きました。
運が良かったし寿命があったのでしょう。救急隊員でも救命用の電気ショックが出来ると言う法改正がなされていなければ、無かった生命でした。
ある程度症状が落ち着いたある日、私が見舞いにくと、叔父はのどに穴を空けられチューブを通して酸素吸入を受け、息をしていました。
数多くの点滴や色々な電極があちこちに繋がれ、痙攣(けいれん)などでその電極などがはずれることをおそれて、叔父は胴体と手足をベッドに縛り付けられていました。
叔父は私を見て、話は出来ないけれど嬉しそうな顔をしていました。医療機器に囲まれた殺風景な部屋で叔父の視線は部屋の片隅しか見えない状態でした。
私は叔父の視線に持っていった花を飾り、文字を書いた板で話を始めました。
ひらがなを一文字づつ指しながら会話するのです。
私はきついことを言いました。
「おんちゃん、行きたいと言いよったところの途中まで行って帰ってきたら、ボクの言うたことの意味が分かったろうがえ?」
叔父は大きく頷きました。
私の言ったこととは私が長生きについて色々な取り組みをしている話をしたときに
「わしはいつ死んでもかまん、
長生きらあしとうない」
と言うので、私が言いました。
「ほとんどの人『長生きしなくても良い』と言う。
普段から自分の死についてそれほど深くも考えてもないくせに、口を揃えたようにそんなことを言う。
しかしそんな人に限って、死ぬための準備もできておらず覚悟もない。そして本当に死ぬ直前に未練たらたらで死んでいく。
努力すればかからない生活習慣病や防げる認知症になって、最後の瞬間になるまでの長い間を本人や家族がつらい思いをする。
取り組みが遅いほど取り返しはつかない。
『おんちゃんの生き方ではある日突然大往生ではなく、つらい患いをしたり、ぼけて死ぬのは請け合いだ。』
少ない親戚がそんなになるのはつらいけど、ボクが四六時中意見することもできない。
おんちゃんも運が良かったらボクの言う意味が分かるときが来るかもしれん。」
と言うようなモノでした。
ベッドの上の叔父に言いました。
「おんちゃんは未だ生死の境目におるらしい。こんなことを言う見舞客もおらんろうけんど、今から言うことを思い続けてよ。」
「とにかく生き延びる。諦めん。」
「おんちゃんが生きろうと強う願うたら、その境目から戻んて来れる。」
「おんちゃんが生きれるのも直るのもおんちゃんしだいぜよ」
「今は医学が発達しちゅうし、今日出来んことが明日出来るようになる。口が利けえでも歩けーでも目が見ええでも、長生きしたら直せるようになる。」
「どんな状態でも『絶対死なんぞ』と強うに思うてや。」
それを聞いた叔父は涙をぽろぽろ流して頷きました。
人に涙を見せるような叔父ではないのです。
私はそのとき
「やっと素直になったな」
と思いました。
「やっぱり人は行くところまで行かなければ分からないものか・・・」
と思いながら病院を後にしました。
「次の日危篤」
ところが翌日、夕方ダンスの練習をしていると母から電話があり、「叔父が危ないので病院に」とのこと。
「えっ?!! 昨日見舞うたばっかりやんか」
病院に駆けつけました。いとこが親戚などに経過を説明していました。
その説明は―――
夕方5時頃まで病院にいて結構元気になっていて病室をもっと軽い患者の部屋に移すことを先生と話して家に帰った。親戚に「もう山を越した」と何軒も電話をしていたら、先生から電話があった。
「痰(タン)が絡んで危ない状態になったので、親戚を集めてくれ」とのこと、一瞬パニックになったが、腹を決めて電話をかけ直した。
先ほど先生から説明があり、「一番危険な状態は脱したが、未だ何があるか分からない」らしい。
待合室には久しぶりに会う親戚が多く集まっていた。
結局、叔父は山を乗り越え、今は退院している。私の父が言う。
「人は変わるもんじゃー、今度は『酒もタバコもやめて、孫のために長生きする』と言い出した。」
私は「身動きできん叔父に甥が言うたきつい見舞いが利いたかえ?」等と言って見たい気もしますが、その後忙しくて叔父に会えません。
けれど、叔父は「今後は長生きしてくれる」モノと信じています。今度会ったときは私が勉強した長生きの秘訣や方法を話したいと思っています。
大川村の状況は叔父に似ている
このことは多くの示唆があると思います。
大川村の皆さんは、大川村はもう老い先短く、昔のような活気のある村には戻らない。
誰が何をやっても、見込みが無いので、自然消滅になる。自分も流されるように毎日を消化試合のように過ごすだけ。
そんな諦めのような開き直りのような考えに陥っていませんか?
多くの人がほんのちょっと素直に落ち着いて考えれば、でてくる結論(と私は思っている。以下同じ)を、
照れ隠しなのか、めんどくさいのか、諦めなのか、
そこら辺のない交ぜになった感情がジャマをして、
ココロにもないことを言うのでしょうか?
大川村の状況は、以前の私の叔父に似ています。(少なくとも私にはそう見えます。)
ゴルフ三昧の村長と陰で言いながら、村長選挙になれば通してしまう。
ふるさと村公社が金食い虫だと言いながら、そのカネの使い道や事業内容・人材について、今まで誰も何もした形跡はない。
ドコの馬の骨とも知らない者が、突然村に来て
「大川村を日本一元気にするのだ」
等と言われても、
「おまえにはできない」とはっきり言うでもなく、「試しにやってみいや」とも言わない。
もちろん、そんな人は村民全員ではありません。
「よそ者がうろうろすな」
「大口ばあ叩いてなんチャーできるわけがない」
と敵意をむき出しにする人も居ます。
同時に
「なかなかええことを言いユウ」
「今までそれほど大川村のことを考えてくれた人はおらん」
と、好意的な人も居ます。
そうなんです。
未だ大川村全体が
「あきらめきってはいない」
のです。
私の叔父のように
「長生きしたら孫の成長も曾孫も見れて長ごう楽しみがある。」
「誰かのように趣味や仕事に打ち込んだり熱中したり人に自慢したりしたい」
と思いながらも、日々惰性で過ごす。
叔父の場合、いざその場(死ぬ直前)になると本当の自分の望みを見つけられた。
大川村の村民は全員が親戚のような家族のような中で暮らしてきました。
そのこと自体は良いことですが、私の叔父のように生死の境目をきっかけに厳しく自分「大川村」を見直し、
「自分で何とか」しようと言うきっかけはつかめずにいます。
叔父のように「運良く死にかける」人は多くはありません。
自治体で言えば夕張市です。
行くところまで行けば目覚めるかもしれません。今市民は苦しんでいますが、自分たちがしっかりしなければと思い始めれば、また将来は良い町になるでしょう。
しかし大川村はそれで良いのですか?
大川村が夕張市と同じことになれば、「二度と立ち上がれ」るのでしょうか?
そうなる前に、一日でも早く村のために出来ることを始めましょう。
みんなのための村であり、村のための皆さんです。
国は地方は自立せよと言い、県は村のことどころではありません。
私たち大川村の村民が自分のことは自分でするしかないのです。
その自分たちに「私、小田々豊」も加えてください。
国の長も県の長も村の長も、自分のイスにしがみつき生活費や遊ぶ金ほしさに長居してはなりません。
明確な住民の生活改善の数値目標を持って、日々それを良くするために働かなければならないのです。
民主主義の国では、その国民がしっかりリーダーを選ばなければなりません。
選び間違えたと感じたら変えなければなりません。
「どうせ変わらない」ではなく、「不満を言いながらも変えない」から変わらないのです。
死にかけて分かったり、死ぬ直前に分かるのでなく。
その日が来る前に、
いや今日から、出来ることをしましょう。
人生のかたちと村のかたち
私を見かけたら捕まえて話しかけてください。
私がドンな村の姿を描いているか、皆さんが何を望んでいるか一緒にお話ししましょう。
私は今までもお話ししてきました。しかし、皆さんには伝わっていないかもしれません。
そんなやり取りの中で、百年先にも大川村に大川村を誇れる人々が生き生きと過ごせるような、そんな村を作ろうではありませんか。
スタッフ募集
今後元気新聞では色々な取材などを通して、大川村の色々な顔を載せていきたいと思います。取材、投稿、編集、印刷、配達皆様の出来ることでご協力下さい。
異論反論募集
元気新聞は小田々豊に都合がいい記事だけを載せようとは考えておりません。異論反論大いに結構です。この紙面をご活用下さい。
編集後記
四月に社交ダンスのプロ試験を受けることになっており、時間的に余裕が無く、元気新聞の記事も中身を精査するヒマがありません。ですから文章は不揃いです。ご容赦ください。
社交ダンスを始めて一年半でプロ試験を受ける人は日本中にそう多くはないでしょう。
私は大川村に人を呼び込むために私に出来ることは何でもします。
皆さんのご意見お待ちしております。
〒781−3704大川村朝谷111
小田々豊と地域の未来を創る会
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- [大川村の住宅政策/本気で人口を増やしたければ]
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