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ひよこの誕生
12羽ぐらい。
3日前のことだ。
去年6月(だったと思う多分)鶏を飼い始めたときに3羽だった。
友人の養鶏農家(マロのマヨネーズ のマロ)から廃鶏を分けてもらった。
小夏の畑や柚子の畑に連れ回って、飼っていたら、
友人の知り合いが地鶏とシャモの間の子みたいなのを3羽ぐらいくれた。
吉川の小夏畑で放し飼いしていたら、一羽が多分犬にやられた。
最近の犬猫は鶏を捕らないと思っていたが、
例外もあるようだ。
急遽鶏小屋を造ってそこで飼い始めた。
しかし、大きいロードアイランドレッドが、
後入りの小さい地鶏をいじめる。
彼らは何かの拍子に鶏小屋を破って脱そうするのだが、
夕方寝る頃になると鶏小屋の近くに帰って来る。
たまに栄養補給にと小夏畑に連れ出すと、
行方不明になったりするのだが、
気がつくと近所の鶏小屋に紛れ込んでいたりする。
私が近づくと「逃げたそうにしながらうずくまって」捕まえさせるので分かる。
ナツの盛り頃だったろうか、川田さんの知り合いの方に地鶏と雛を分けてもらった。
彼らも連れて小夏畑や柚子畑に行くのだが、
鶏小屋に入れても、
金網の目をいつの間にか広げて逃げていたりするので、
いじめをするやつといじめられるやつを内と外に分けたりしていた。
すると行方不明のやつも出てきたり、
(多分近所で食べられたのだろう。)
雛が大きくなってオスが多いこともあって
2−3羽は私のお腹に入った。
結局、地鶏の雌2羽が鶏小屋の中に、
雌一羽と雄二羽が鶏小屋の外にいる状態が半年ばかり続いた。
何度か捕まえて鶏小屋に入れたが、
金網の目を広げたりして逃げ出し、
内派と外派が固定化してしまった。
雌は、2月頃から卵を暖める癖がついたが、
外のやつはどこかに隠れて卵を抱いているようだった。
問題は中派の二羽も卵を抱くのだが
「それって限りなく無精卵じゃない?」
って聞くのだが、もしかしたら可能性がないわけじゃない。
と言うのも、
旭川動物園の園長が、ラジオ番組で、動物は決して子孫を残すことを忘れない例として、
カバのことを話していたから、
もしかしたら感は強かった。
カバは水中でしか交尾しないらしいのに、
氷点下2−30度の雪の中でほんの30分目を離した隙に懐妊したとの話。
中略。
ある日外派の雌が卵を抱えているのを発見。
私がオクラのカゴにわらを敷いて「そこで卵を生んだら?」
と構えてあったのだがなかなか寄りつかなかったのに、
その日はそこにいた。
しかし私は見て観ぬフリをしながらチャンスを伺っていた。
「この有精卵ごと雌鳥も鶏小屋に持ち込もう」と
隙をついてコンテナをかぶせたが、
間一髪で逃げられてしまった。
「多分あの雌は警戒して卵のところに帰らないなー。困った。」
となったが、
「そうか、内派の二羽に暖めさせよう。」
と言うことでそっちに卵を移して一週間ほどで、
めでたく誕生。
その雛を見つけたときはもう一つ良いことが・・・・
私は、籾を石臼で挽いて箕でさびてモミガラを飛ばすのだが、
それを鶏小屋のところでやる。
失敗して玄米が落ちても鶏たちの餌になるからだ。
雛の誕生日、
それをした後、その箕の中で玄米と挽けてない籾を分けて、
籾を鶏小屋に放り込んでいた。
その時は外派もそれのおこぼれを拾いに寄ってくる。
前から、彼らが油断しないかとねらっていたが、
その時は父親かも知れないやつが雛の前で一生懸命籾をついばんでいる。
私は、思わず彼を鷲掴みにした。
ビンゴー!
もう一羽の雄が仲間意識からか(兄弟ではあるが)
私に飛びかかって突っつこうとする。
私はめげずに、捕まえた父親候補を鶏小屋に放り込んだ。
その後心なしか雄鳥の鳴き声が少なくなってご近所も静かになったと感じているだろう。
今までは一羽の雌を巡って二羽の雄が張り合っていたのだから。
捕まった雄はハ−レムへ、
外派は一夫一婦制になったわけだ。
これで今年は大家族が増えるかも知れない。
ちょっとうきうきの初夏である。
- at 01:26
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